新着情報

【女性活躍企業事例】

160312HP用

みなさん、こんにちは。
前回は女性の活躍推進についてご紹介いたしました。
今回は、実際に活躍している企業の事例をご紹介します。


◎某住宅メーカー様の事例
新卒採用を中心に行っている企業様で、毎年新卒採用で頭を悩ませていたのが、優秀な学生の殆どが大手企業に流れてしまう事でした。
この企業様は採用ターゲットと地元の国立大学出身の男性に絞っていましたが、なかなか採用が出来ない状況が毎年続いていました。
当時はどこの企業も同じ様な採用ターゲットだった事から、ターゲットを地元の国立大学出身の「女性」に広げ、2005年に初めて大卒女性を採用。 2005年以降は新卒採用の半数は女性が占め、さらに営業成績上位を女性が独占、10年で売上高5倍にまで成長しました。
    
◎某輸入卸売販売会社様の事例
設立間もない会社で社員数も少なく、知名度が低い事から採用が困難な状況でした。
そこで目を向けたのが「主婦パート」でした。
独身時代にはバリバリ働いて実績も挙げていた優秀な女性が、結婚や出産をキッカケに退職をし、能力を持て余しているのではないかと考え主婦パートの採用を決意。
独身時代のキャリアを重要視した選考を行い、9~15時勤務の主婦を採用。
過去に培った専門スキルを活かして、新規事業のプロジェクト担当となり実績を残し、1年後にはパートのまま営業統括部長に抜擢をされました。
     
     
これからの日本経済活性化には女性の力は必要不可欠ではないでしょうか?
そして、女性活躍を推進していくには家庭の在り方を変えていかなければいけません。
現在、女性が1日に家事や育児に関わる時間は6時間で、男性は1時間というデータが出ています。女性ばかりが仕事と家事と育成に追われている現状を変えるには、男性の家事・育児への参加、時間ではなく成果で評価するなどの働き方改革、保育園の待機児童問題など、変えていかなくてはいけない事が山積みです。
    
もちろん企業に求めるだけではなく、働く女性も頑張らなければいけません。
この課題は「両立支援」がゴールではなく、どう会社に「貢献してもらうか」を考える事が大切です。
性別に関わらず、就業意欲の低い人材、上昇志向の無い人材は存在します。
企業は女性だから、男性だからと定義せず、一人の「人材」として平等に評価する事を忘れてはいけないと思います。
    
    
次回は女性の管理職比率とキャリア形成における課題について事例を踏まえてご紹介致します!

新着情報一覧へもどる